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2004-09-10

乙一ファン?

アクセス解析を見ていて面白いことに気が付いた。いや、気が付いていなかったわけじゃないんだけど。

「俺って 乙一 しか読んでねーみたいじゃん。」

たしかに、このブログだけ見ているとそんな感じである。
そもそも、わたしの本の読み方ってのは偏っていて、ある作家が気に入るとその作家の作品をどんどん読むのである。ここしばらくは乙一だったというわけだ。その前は小林泰三でその前が大石圭だった。

で、こんなに乙一の書評(?)を書いているのに”乙一”で検索してくる奴が一人も居ないというのも不思議なこってす。まぁ、書評なら私のなんかよりよっぽど良いのがごろごろしてますので来る人が居ないってのは納得できるんですけどね。

2004-09-05

「小生物語」読了

九月四日

小生やっと「小生物語」を読み終わった。長い日記だった。小生の人生には別段なんのかかわりも無い乙一の本当にあったことや本当には無かったことなどを延々と読み続けた。実はくじけそうになって途中で別の本を読み始めたりもしたのだが、なんとか読み終わった。近年まれに見る難敵だと思った。映画にたとえると「尼僧物語」ぐらいの難的だった。

2004-09-02

「小生物語」

shouseimonogatari.jpg一応カテゴリは「読了」にするものの、まだ読み終わっていない。

乙一の作品はたくさん読んできたが、それほど内容のなさそうなこの「小生物語」が一番読むのに時間がかかりそうである。

乙一はふざけた文体で小説を書くこともあるが、やはり一番ふざけた文体を選んで書いているのは「あとがき」であろうと思われる。この本は、その「あとがき」が延々と続いているようでなかなか一気に読み進められない。

そうそう。いろいろググってたら こんなページ を見つけました。っていうか意外と簡単に見つかりますけど。さらにググってたら 「ZOO」が映画化 なんてのもみつけました。ぜひ映画化してもらいたいものです。特に「SEVEN ROOMS」。あの作品に、私が安心して眠れるような新しいオチをつけてください。

あ、それから、「スニーカーCDコレクション きみにしか聞こえない CALLING YOU」とか「くつしたをかくせ!」とか、まだ買ってないのに気が付きましたが、ついこないだ amazon でまとめてお買い物したところなのでなんとなく気が引けます。それから昨日ヤフオクで椅子を落札してしまってごめんなさい。

2004-08-03

コミック版「GOTH」「死にぞこないの青」「君にしか聞こえない」読了

comic_goth.jpgcomic_shinizokonainoao.jpgcomic_kiminishikakikoenai.jpg一気に三冊である。まぁ、漫画なので当然といえば当然のペースなのだが...

一部、原作とアレンジが異なっていたり、原作よりもエロかったりするのだが、おおむね面白く読めた。乙一の小説はあらかた読んだが、まだ再読はしていない。今回原作を読み終わってからの期間が短かったからか、再読とは違うが、再読感が強かった。

一度読んで「面白い」と思った小説は、躊躇せず、直ぐに再読すると良い。余計な部分に惑わされずにストーリーに没頭できるからだ。
それに、コミックには読者の想像力をオミットしてしまうという欠点もあるのだが、良い点もある。細かい描写をヒトコマで済ませられる点がそうだろう。小説の場合、プロットに関係あるものはどんなものでも言葉を使って表現しなければならないが、コミックであれば、背景やコマの隅にちょこっと描いて済ませることもできる。
今回はその二つが相まってテンポ良く読めた。その結果、小説ではなんともなかったのに何度も泣きそうになってしまった。

さて、これで乙一系はほぼ制覇したような気がする。「小生物語」は未読だし、アンソロジー系は無視しているが。通常であれば、このあとこれらの本は収納スペース確保のため、妻の妹宅に行くことになるのだが、今回はどうしようか?来月になれば家族が増える。で、しばらく同居することになるので、その間のヒマ潰し用としてとって置こうかな?産んだあとならちょっとホラー入っててもも問題ないよね?

2004-08-02

「ZOO」読了

otsuichi_zoo.jpgotsuichi_mukasiyuuhinokouende.jpgついでに「むかし夕日の公園で」も読了(笑)。

まず、「むかし夕日の公園で」は集英社のサイトで公開されているショートストーリー。一応「ZOO」未収録作品ということなので絡めて紹介してみた。読んで見たい人はこちら。

さて、「ZOO」だが、10個の短編からなる短編集になっている。「GOTH」のように全部の話に関連する設定はなく全部バラバラの話である。最後の「落ちる飛行機の中で」以外は小説すばるに連載されていたらしい。

「乙一の作品はせつない」と私自身も書いたが、ZOOにはいまいちせつなさを感じられなかった。もちろんどの話もせつない感じはするのだが、なんか「みなさんの求めてるせつなさって、こんなんですかっ?」見たいな感じがしてどうもよくないのだ。乙一の作品を読むにつれ、またWebなんかでの対談やインタビューを見るにつれ、なんとなく乙一がそんなにせつない話を書ける人間じゃ無いような気がしてきたからだろうか?

ある、Web上のインタビューで、乙一が「自主制作映画を撮りたい」みたいなことを言っていたような気がする。もはや、「乙一原作」ということになれば出版社がほっとかないだろうし、「自主制作」ってわけには行かないだろうけど、もし、本当に作るならこの「ZOO」は格好の原作になると思う。一話10分で10本。クレジット込みでちょうど二時間くらいのオムニバスでどうだろうか?

ま、一応映画を撮るということであるので、「どうだ?>杉山嘉一(笑)」としめくくりたい。(あ HIRAKATA アンコール上映してたんじゃん)


2004-07-22

「天帝妖狐」読了

tenteiyoko.jpgあと残っている乙一の小説は、(たぶん)ZOOだけになりました。

さて感想ですが、「A MASKED BALL」は都市伝説系とでもいうんでしょうか?あとがきにも書かれていますが、とぼけたキャラがいい感じですね。

「天帝妖狐」はせつな系ですかね。早苗さんがどうなったのか、ちょっと知りたい気持ちで一杯です。

2004-07-17

「平面いぬ。」読了

平面いぬ。を読み終わった。なぜ、絵が二つでているのかというと、右側の「石の目」は「平面いぬ。」と収録作品が同じだからである。
石の目はAmazonによるとソフトカバーの単行本、つまり新書なのであろう。あぶないあぶない。「石の目」も買うところだった。

内容は短編集で「石の目」「はじめ」「BLUE」「平面いぬ。」の4編が収録されている。どれも良い。

個人的には「はじめ」「BLUE」が良いとおもうのだが、タイトルにはしにくいか。

「石の目」は概ね予想通りの結末だった。けどつまらないってことではない。


2004-07-14

「GOTH」読了

goth.jpgGOTHを読み終わった。
これまで読んだ乙一の作品の中では一番エンターテイメントを感じた。とりあえず主人公のキャラが立っていて好感が持てる。

あとがきで、「GOTHはせつなさが感じられないといわれて、ダメかと思った」という風なことがかかれているが、そんなことないのではないかと思う。いままでのとはちょっと違うせつなさだけど。たとえば「犬」。素直に「僕」について来る犬や、たどたどしい字で書かれた手紙にせつなさを感じたけど、普通は感じないのだろうか?

あとがきで、「いままで僕は人間の復活を好んで書いたが今回はミステリを書こうとして書いた」という風なことがかかれているが、しっかり人間(主人公たちの)の復活は描かれているし、悪いけど、ミステリとしてはどうかと思う。本人も言っているが、ミステリ作家ではないのだから無理をしないほうが良いと思う。

若干中だるみな部分はあったが、総じて楽しく読めた。昔、「SFベストセラーズ(※1)」っていうのがあったが、「猟奇ベストセラーズ」とか作ったらこんな感じなのかなぁと思った。

「エンターテイメントを感じた」とは書いたが、書籍以外のメディアへの展開は考えづらい。とくに小説的心理トリックが大部分を占める「犬」や「土」や「声」は映像化できないはずだ。ちょっと惜しいと思った。映像化できたら「少年猟奇ドラマシリーズ」にできたのに。

※1 SFベストセラーズ - 夕ばえ作戦/光瀬龍、リュイテン太陽/福島正実、時をかける少女/筒井康隆、なぞの転校生/眉村卓、時間砲計画/豊田有恒、人類のあけぼの号/内田庶、ねじれた町/眉村卓、明日への追跡/光瀬龍、等の日本SFの金字塔を打ち立てた(笑)。炎の転校生/島本和彦は関係ない。

2004-07-12

「夏と花火と私の死体」読了

natsutohanabitowatashinoshitai.jpgこの作品は、「夏と花火と私の死体」と「優子」という二つの短編からなっているが、ありていに言って「優子」の方は凡百、「夏と花火と私の死体」を書籍化するためにのみ存在する作品と思うのであえて評価はしない。

で、「夏と花火と私の死体」だが、荒削りというか詰めの甘さはそこここに感じるが、このレベルの作品を17歳の少年が書いたということ自体は驚きだ。

オチはかなり最初のほうでわかってしまうのだが、どのようなカタチで絡んでくるのかは最後までわからなかった。そのため読んでいる間なんとなく落ち着かなかった。

落ち着かないといえば、殺された被害者である女の子が妙に冷静なのもなんとなく落ち着かなかった。殺された被害者(というか霊?)の視点で語られる物語というのはたまにあるのだが、普通は「復讐」が目的である。この作品ではそんなことは無くって、ただただ淡々と描写が続いていく。

「被害者が怨みをあらわにしない」という乙一のスタイルは、そもそもの最初からそうだったんだなと、いまさらながら思った。

書評なんかを読んでみると、「視点が斬新」とか「淡々とした口調が怖さを倍増」とか書いてあったりするのだが、そんな風には感じなかった。ホラーとか読みすぎて鈍感になっているのか?>俺

次はようやく GOTH です。

2004-07-05

「暗黒童話」読了

ankokudouwa.jpgまぁ、可も無く不可も無くというところ。ホラーとミステリを合わせて劇中劇スタイルでまとめた作品。
乙一が「犯人」に設定した特殊能力はユニークで面白いと思ったが、欲を言えばもっと頑張ってもらいたかった。

「可も無く不可も無く」と書いたが、よく考えたら結構良い出来なのかも。つまらない作品は最後まで読まないことが多いからね。

ここまで全部で5冊、乙一を読んだがどれも読了しているので、私的にはアタリの作家だと言えると思う。
まだネタの使いまわしとかもなさそうだし。このまま頑張ってほしいと切に思う。

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