2006.11.19
「ガーデンオブエデン」読了
マンガだよ。
こいずみまり(以下まりりん)の三年ほど前の作品である。
なぜ今頃三年も前の作品を読んでいるのかというと、先日知人の新築パーティに呼ばれてでかけて行ったら、そこに、まりりんが居たからである。はじめましてって訳じゃないのだが、8年ぶりくらいなので、事実上はじめましてに近い。ただ、どんな状況でも馴れ馴れしさを失わないのがオフ系ネットワーカーというもので、しばらくするとまるでずっと友達だったかのような気分になってくるから不思議なものだ。
で、リラックスした会話を楽しみたいのだが、実は私はとても緊張していた。なぜかというと、せっかく作家さん本人が目の前に居るのに、作品を読んだことが無いということで、作品の話が出来ないのだ。ウソはつきたく無いので作品の話がでたら「ごめん、まりりんの作品読んだこと無い」と正直に言うつもりだったのだが、それはそれは失礼なコトだと思うのね。
で、再会するチャンスがあるかどうかはともかくとしてamazonでさくっと何冊か買ってみました。これはそのうちの一冊。他に買ったのは「愛のふじつぼ」「ねこまんが」等。(「ねこまんが」はまりりんの作品中ではエロ度が少ないということで子供たちにも解禁されたようです。)
内容は「GardenOfEden」という実在するのかしないのか良く分らない骨董屋(占い屋?)を中心としたオムニバス(?)形式。
「思い出」がストーリーの中心だ。最初の話は始まった時点で既に終わっている恋愛の話。最後の話は終わるところで始まりそうな恋愛の話。あとがきを読むと、本人はこんなのを書きたいと思っていたということらしい。エロマンガ家である以前に恋愛マンガ家ということなのだろうか?
内容とは関係ないのだが、実は私はあまりまりりんの絵のタッチが好きではない。形が女性っぽいのに線が男っぽいのだ。そういうのはなんか落ち着かなくて緊張する。通常そういったケースではストーリーに集中できなくなって途中で放り出したり、読みきるのに異常に時間がかかったりするのだが、この場合、あっさり読めてしまった。知り合いだからエコひいきしてるみたいで、あまりベタぼめしたくは無いのだが、ストーリーは良く出来ていると思う。
厚さの割りに読みやすく、一時間もあれば読めてしまう。まりりん作品を読み込んでいるわけでは無いのでなんなんだが、エロよりもこういったストーリー物の方が合ってるんじゃないだろうか?
ということで、今後は適度に買って読みますよ。
<< 2006/11/20追記 >>
読み返してみたのだが、オムニバス形式ってわけじゃ無いみたい。
大きく二つの話があって、それがGardenOfEdenでつながっているっていう感じ。
幾つか倒序的な描写があって、それを踏まえて読むと、1回目とちょっと違った感じがする。
もう一回読み返したらどんな感じだろうか?
2006 11 19 03:37 午前 [読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2006.10.11
「独白するユニバーサル横メルカトル」読了
「怖い話」シリーズや、「東京伝説」シリーズで有名な平山夢明の第一短編集ということらしい。
帯には著名な作家の推薦文があったし、平山夢明のこれまでの作品もそれなりに評価していたので期待して購入したのだが、残念ながら概ねつまらなかった。
表題にもなっている「独白するユニバーサル横メルカトル」はもう少しひねれば現代版ネクロノミコン誕生とかに持って行けた気もするのだが、あまり話しを膨らませないのは都市伝説モノを書きすぎた弊害だろうか?ちなみに内容はなんかありがちな感じ。さんざん殺しておいて「どうしよう」はねーだろ?とか思った。
少しココロに響いたのは最後の「怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男」だが、グロ系の中にもせつなさを盛り込んでみたのだとは思うが、読みながら食事ができる程度のグロさで、たいしたことは無い。読んでいて思わず「ひっ」ってなるような感じが欲しかった。
全体的に乙一に代表されるせつな系ホラーの匂いがプンプンする。ちょっと日和ってみたってとこだろうか?
読んでみたい人は図書館で借りるか、文庫になるのを待っても良いと思う。
2006 10 11 01:33 午後 [読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2006.08.28
「イエスのビデオ(上・下)」読了
読み始めてずいぶん経ってしまった。
というのも、上巻を読み終わった後、下巻にとりかかったところで、gigabeatを入手し、仕事が忙しくなり、あまつさえ下巻を紛失しさえしたからだ。
「ダ・ヴィンチ・コード」を読み終わった直後から読み始めたような気がするので、たぶん4ヶ月近く中断していたんだと思う。ま、ふとしたことで見つかったんだけど、まぁ、私の行動パターンなんてたいしたこと無いってことか。
良く知らないけど、ドイツSF界では名の通った作家らしい。上下巻に分かれているし、結構期待して購入した。
で、内容なんだけど、「起」「承」「転」「結」の「起」「承」「転」まではよかった。難点が無いわけでもないけどね。
でも、あのオチは承服できない。
通常出版社は本を出版するにあたって、発刊スタイルを変えることが可能であれば、最大の利益が上がるようにするものである。
枚数の多い小説の場合、上下巻にしたり、上中下巻にすべきだと思うが、上巻のみを買った人が下巻を買わない確立が高いと判断されると、分厚くなっても一冊で刊行することもある(と、思う)。
そういう意味では、上下巻に分かれている本書の(上)はそれなりに面白いと判断されたんだろう。確かに良く出来ている。
でも、あのオチは承服できない。
なんか、「リング」みたいで嫌な感じだ。
多分、私が宗教不要論者だからだろうと思うが。
せっかく大活躍した主人公たちが、最終的にはキリストに洗脳されて終わるというのはどうだろうか?
ということで、点数をつけるとすると、100点満点中50点ほど。
設定が良いだけに残念な作品。10年後に読み返して「あ~このころってまだSONYあったんだよねぇ」なんてことにならなければいいが(笑)
たぶんイーガンなら、あのエンディングだけを20ページほどの発端にして800ページほどのハードSFにしちゃうんだろうになぁ、なんて思った。
2006 08 28 12:17 午前 [読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2006.08.21
「神様のパズル」読了
新進気鋭とはとてもいえない(私よりも年上の!)新人SF作家の処女作である。
人によって評価は分かれるようだが、私は文句なしに楽しめた。っていうか、SF好きを自称しているくせに小松左京賞受賞作を文庫になるまで知らなかったほうが恥ずかしい。
内容は、「宇宙は作れるか?」をテーマとした学園モノ(?)である。昔、眉村卓が良く書いていた、高校生が主人公の一連のシリーズものに近い雰囲気を感じた。恐らく、作者の機本氏の原点もそのあたりではないかと思うのだがどうだろうか?設定は大学なのだが、ヒロインが飛び入学の天才少女なおかげでややアダルト感は抑え目になっている。
ちょっとオチの脳天気さには納得いかないものがあるが、ハッピーエンドは嫌いじゃないので良しとする。
ちなみに、このヒロインだが、セリフ回しが「ジャングルはいつもハレのちグゥ」のグゥに似ているため、ついつい脳内キャラがグゥそのものになってしまって、時々「この子は16歳。生意気だけど結構可愛い。ツンデレツンデレ。」と補正しなければいけなかった。
SFなので最新の宇宙論も名前だけは登場する。M理論とかである。ちなみにこのブログの名前である「n brane theories」だが、このM理論から取っている。そのためか、アクセス解析を見ると、たま~に、海外のとってもお堅い研究所の方が見に来てくれてたりして面白い。
後二冊出ているようなので読んでみようと思う。
2006 08 21 02:27 午前 [読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2006.04.24
「ブルー・ストーン」読了
ひさしぶりに絵本を買った。
私が、SFやホラー以外の本を買う場合、表紙買いが多い。この本はまさにそういう感じ。普段余り近づかない絵本コーナーに積んであったこの本の表紙につつーって引かれてその場で70pほど立ち読み。
この絵本は、絵本だけど140p近くある。文章はとても少ないけど、ちょっと難しい漢字が使われてるので子供向きでは無い。絵はとても綺麗だけど悲しい絵が多いのでやっぱり子供向きでは無いと思う。
主題は「別れ」と「尽きぬ思い」だろうか?よく言われる「無くした半分」を求めるストーリーなのだが、いかんせん主人公は「石」なので自分で動くことが出来ない。「帰りたい」と思ったときは砕けることしか出来ない。最後はとても寂しいハッピーエンドになるんだけど、ちょっと「中島みゆき」の「異国」を思い出した。
前述したとおり子供向けではないが、できれば中学生くらいになったら読ませたいと思える本ではある。
2006 04 24 11:33 午前 [読了] | 固定リンク | コメント (8) | トラックバック
「ダ・ヴィンチ・コード」読了
とても楽しく読めました。がっ...
どのへんが「ダ・ヴィンチ・コード」なんですか?私はてっきり「レオナルド・ダ・ヴィンチ」が「モナリザ」や「最後の晩餐」やその他の作品に仕込んだ歴史的な暗号を解いていく話だと思ってましたよ。とりあえず「最初の鍵」はダ・ヴィンチの絵の裏に隠されていたようですが、それ以降はダ・ヴィンチは基本的に関係ないじゃないですか。(その鍵さえ「経験的に」見つけたわけで、ダ・ヴィンチの作品である必要は無い)
ま、面白かったからいいんだけど。
でも、良く考えたら、話の展開が単純過ぎないか?途中で「突然出てきた唯一の加護者が実は…」とか、「いかにも悪っぽい警察幹部が実は…」とか、「憎むべき殺人者が最後には…」とか、映画にしたら面白いとは思いましたけどね。だから映画になるんでしょうけど。
それから最後の××の隠し場所が実は○○○○だってのは中巻を読み終わるころには確信してました。明確にはされませんけどね。
ま、本筋ではないですし。
後知恵なのでそう感じるのかもしれませんが、本編内では「暗号の天才」として描かれている某氏ですが、実はそれほどでも無く感じました。特にAPPLEじゃなくってEARTHの方がより良い暗号ではなかったと思いますね。Aで始まるってことは、総当りでチャレンジする場合組み合わせを一個減らすのに相当しますからね。
ま、面白いから何でもありなのかと。
しかも「謎を解いていく過程で△と▽が出会うようになっている」というのも面白さの一つなんでしょうけど、安易過ぎます。わざわざ死んだふりまでして隠したのに。そもそも▽の□や◇が殺されたのなら、そのときに一緒に△や▼も一緒に死んじゃったってことにしたってバレバレじゃんよ。というのもありました。
基本的に突っ込みどころ満載ではありますが「楽しい」と。その一点において全て許されている感じがします。
あ~、そうそう。映画もあれだ。トムハンクスだっけか主人公やるの?歳はいいんだけど風貌が歴史学者っぽくなくて違和感。別に歴史学者がこうじゃなきゃってのはないんだけど、私のイメージとは全然違っていたということで。
総括すると、楽しいんだけど、読後感がつまらないというか。ちゃんとした料理じゃなくってたこ焼きとかお好み焼きみたいな感じ。すぐにおなかがすいちゃう、みたいな。
おすすめではあるけど、近くに持ってる人が居たら借りて読めば十分なんじゃないの?って感じでした。
私は買いましたけどね。
で、うっかり(中)がダブっちゃったので、プレゼントします!あくまでも(中)だけ。(中)だけ欲しい人はコメントに「(中)クレ」と書いてください。複数応募があった場合、私が独断で当選者を決定します。あくまでも(中)だけですよ(しつこい)。
なんか、書き足したらグダグダの文章になってしまいましたね。
2006 04 24 11:14 午前 [読了] | 固定リンク | コメント (3) | トラックバック
2006.03.15
「あずまんが大王」読了
え~と。なにをいまさら。という方も多いでしょうけど、読んでなかったんだから仕方が無い。
知らない人用に書いておくと、ある高校を舞台にした4コママンガで、別段誰が主人公ってわけでもなく、ゆるゆる話が進んで行く。詳しくはこちら( あずまんが大王-Wikipedia ) を参照。
Wikipedia によるとラッピングバスが近所を走っていたようなので、見たことあるのかもしれないけど覚えていない。
作品内ではこういった作品にありがちな「万年二年生」的なものではなく、ちゃんと時間が経過し登場人物が卒業することによって作品も終了する。
歳をとって涙腺がゆるくなったのか、終わりの方ではちょっと目頭が熱くなった。
ちなみに、一緒にあずまんがリサイクルも買ったのだが、パラパラっと見ただけで中身を読みたいとは思わなかった。
2006 03 15 11:40 午前 [読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2006.01.13
「社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった」読了
先日「今年の手帳」という記事の中で「ここで差がつくメモ術・手帳術」という本について触れたところ、担当編集の方からコメントをもらい、TBまでしてもらった。TB先の記事にはその方が担当されたほかの本も当然ながら紹介されていて、そのなかで目にとまったのが、この本。(担当さんのblogはこちら)
目にとまったっていうか、本そのものは本屋さんで見て知っていた。ただ、他のコーチング本といっしょくたになっていたので、「ああ、これも流行りのコーチング本ね。げぷ。」って感じだったのだが、これも何かの縁ということで買ってみた。当然、買う前にいつもどおりamazonでレビューチェックをしたのだが、評価は二分。結局読んでみないとわからないってことか。
で、家に帰って、食事をしながら最初のほうをちょろっと読んでみる。どうやら、ただのコーチング本とはちがうっぽい。コーチングというよりはコーチされ本っていうか、そんな感じ。良いコーチングを受けた人の経験を知ることによって良いコーチングについて学ぶってことだと思う。コーチングに興味なくっても、ディズニー好きの人にはちょっとランドの裏側を見れたような気になって面白いかもしれない。
内容は、著者というか主人公の香取って少年のランドでのバイト経験談になっている。で、この香取って奴が、これがまたどこにでも居そうな感じのヤな奴っぷりで親近感が持てる。そうそう、俺もそんなヤな奴なんだよなって感じで。当然何度も失敗するのだが、そのたびにスバラシイ先輩にイロイロ教わって成長していくという、要約してしまえばなんてことの無い内容なのだが、結構面白い。読み始めると止まらない感じだ。厚みのわりにページ数は少なくて、ずんずん読み進められる。
結局、二時間くらいかけて一気読みしてしまいました(娘と共有している「どうぶつの森」を終わった後、読み始めたので読み終わったのは3時だった...orz)。この手のノウハウ本を一気読みしたのは「デッドライン」以来かも知れない。
賛否両論あるものの、わたし的にはお勧め。職業柄、私が職場で後輩(というか若い人たち)を指導することは無いのだが、職場以外でも結構いろんな面で生かせるのではないかと感じた。
内容を読んでいない妻は、「紙がやわらかくて良い感じ」と言っていた。たしかに「ここで差がつくメモ術・手帳術」も「社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった」も柔らかめでページがめくりやすく感じた。裁断はちょっと雑な感じもするが丁度良い引っかかり具合ともいえる。
とりあえず一気読みしてしまったが、もう一度ポストイットとメモ帳を準備して読んで見たいと思った。
あ、そうそう、amazonでのこの本のタイトルが長すぎだと思いました。→【社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった―そうか、「働くこと」「教えること」「本当のサービス」ってこういうことなんだ! 】
2006 01 13 11:22 午前 [読了] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック
2006.01.04
「エヴァンゲリオン解読―そして夢の続き」読了
今年最初の読了がエヴァ本だったということで...orz
内容はとても面白く、示唆に富んでいるのだが、いかんせん「解読」のベースとなっている「決定版DVD」を所有していないので歯がゆいこと歯がゆいこと。
で、ふとCATVでやってる「新世紀エヴァンゲリオン」を見てみると、所有しているDVDと微妙に違ってたりして、これがまた歯がゆいこと歯がゆいこと。
ということで、面白いんだけど歯がゆい本でした。
余裕があれば「決定版DVD」を入手したいとは思いますが、「決定版DVD」よりも欲しいものが一杯あるので一生歯がゆいままかもしれません。
歯といえば、今朝、娘の歯が抜けました(というか取れました)。「パパおはよー」と言って手渡されたのが「歯」であるというかなりシュールな体験でした。
2006 01 04 07:38 午後 [どうでもいいこと, 読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2005.12.21
「レイジング・アトランティス」読了
いやー。NVですよNV。
話の舞台は南極。そしてアトランティス。地球規模の天変地異。宇宙人(?)。と盛りだくさんでなぜ、ハヤカワ文庫SFじゃないのか?
著者あとがきによると、(うろ覚えなのだが)この作品はまずamazon.comのeBookとして発売され、トップセラーを記録。ペーパーバックで出版されてまたまたヒット。遂にはAudioBook(要はPodCastingね)でも出版(?)され、ヒットしたらしい。しかも、著者が@LANTIS社の社長だかで、CATVでCMをバンバン流したらしいということだ。ま、ヒットして当然といえば当然。来年あたり映画化されるのでは?と思ったり。
面白いか面白く無いかといわれれば、面白く無い。一年後くらいにもう一回読みたいかと言われれば読みたく無いだろうな。映像化されたら一度は見てみたいけど二度は要らないって感じだろうか。
SF的なギミックを大量に投入し、映像化するためのポイントはちゃんと抑えてあるのだが、登場人物の魅力に乏しく、ストーリーの幅も狭い、最初は翻訳が下手なのかと思ったのだがそうでも無いようで、情景描写もあまり上手く無いような気がした。
多分ハヤカワ文庫SFで出しても良かったのかも知れないが、そこまでのクオリティが無いってことだろうか?私にはそう思える。精査すれば突っ込みどころ満載だしね。
で、そんな作品がなぜヒットしたのか?と考えるに要はメディア戦略だったんだろうな?と思う。それとアメリカ人は「アトランティス」が大好きなのだ。
続編は出てこないと思うけど、期待もしていない。
2005 12 21 11:19 午前 [読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
グインサーガ105巻「風の騎士」読了
よみおわりました。
感想を書こうと思うんだけど、どんなに書いたところで105分の1でしかない、というのは書く気を削がれるものだ。
ま、とりあえず「アレ」の正体は下馬評どおり「彼」でしたね。
あと、グインがなかなか短気です。
あの女騎士の登場はタイミングよすぎで、ちょっとヒキました。
ま、おいおいこれまでの登場人物と出会って記憶を取り戻していくのでしょうけども...
それとも取り戻さないのかな?
記憶を取り戻したグインがシルビアを捨てることは有り得ないので、このまま記憶を取り戻すことなくリンダとくっついてしまうのかもしれません。
ま、無いでしょうけどね。
私の予想では、リンダと出会うことで記憶を取り戻す、って感じじゃないかと思うんですが、たぶんまだだいぶ先の話でしょう。
楽しく読めましたし、106巻が待ち遠しいですけども、良くも悪くもグインサーガでした。
2005 12 21 10:56 午前 [読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2005.12.20
「営業ものがたり」購入
昨日、帰りにふらふらと本屋に寄ったら目にとまった本。
「営業ものがたり」。サイバラの最新刊(?)だ。たぶん。
中身をぱらぱらめくったら、個人的にはサイバラの中では嫌いなノンフィクションっていうか観察物っていうか、だった。途中に漫画が入っていて(いや全部漫画なんだけどね)読んだ。それが「うつくしいのはら」だった。
途中からヤバイな、と思ってたんだけど、止まらなくって最後まで読んでしまった。不覚にも本屋で漫画を立ち読みして泣いてしまったよ。歳をとると涙もろくなっていけねーや。
買う気はなかったんだけど、泣いといて買わないわけにもいかず、購入。
妻は一気に読んだようだが(たぶん妻はサイバラのファン)、私はその後手付かず。最近、泣くことが多くなったのでちょっとヤなんだよね。
泣くのがヤ、で思い出したけどHDDに録画した『天使になった歌姫 本田美奈子.』がまだ観れません。きっと号泣します。家に一人っきりになったら観て見ようと思います。
一緒に買った本も紹介しておきましょう。いまさらなんですけどね。
「頭がいい人、悪い人の話し方」です。別に昨日初めて知ったわけではなく、本屋にいくたびにちょっとずつ読み進めていたのですが、まどろっこしくなって買ってしまいました。頭が悪くないフリをするにはとても大切なことが一杯書いてあります。ふだんから自分の頭の悪さに辟易している人にはお勧め!って言いたいけど別に頭が良くなるわけではないのでお勧めしません。いや別に読むな!とかそういう意味じゃなくって...
2005 12 20 01:41 午後 [読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2005.12.02
「ハイブリッド-新種-」読了
うっかり「ヒューマン-人類-」の読了を書き忘れていたのだが、「ハイブリッド-新種-」を読み終わったので、これにてソウヤーの最新訳ネアンデルタールパララックス完了である。
要約すると「ケンタッキーフライドチキンは最高」ということになるだろう(笑)か?
ソウヤーの作品はいつも楽しくて面白くて良いのだが、今回はちょっとやりすぎかな?と思った。
もしかしたらソウヤーは今回のパララックス三部作を最後の数十ページで、あたかも波動関数が収縮するように、収束させたかったのかも知れない。でも、やりすぎたな?と。
面白くないということでは無い。大変面白いのだが、話を広げすぎて収拾が付かなくなってきたのを無理やり収拾した感があるというだけだ。安心して読んで欲しい。
多分書かないと思うけど、続編が書けそうな仕掛けがあちこちにあったような気がする。でも、やりすぎると久遠みたいになっちゃう気がするしなぁ...
2005 12 02 02:13 午後 [読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2005.11.18
「銀河ヒッチハイク・ガイド」読了
以前にも読んだ(と思う...ぼんやりとした記憶なんだけど)のだが、映画の公開に先立って購入し、積んでおいたのをようやく読み終わった。
って、こんな話だっけ?良く覚えてないんだけど... もうちょっと面白かったようなきがしてたんだけどなぁ...
ま、いいんだけどね。
で、読み終わったので映画を観ようかと思ったら、もうどこでもやってなかった。残念。DVD化を待つしかないか。
引き続き、「生協の白石さん」「ハイブリッド」を読む予定。「啓示空間」はどうしようか... ガクガクブルブル
2005 11 18 11:06 午前 [読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2005.11.06
「メサイア・コード」読了
2000年に出版された「イエスの遺伝子」(徳間書店)のタイトル・出版社改定版である。「イエスの遺伝子」は読まなかった。
解説によると、作者のマイクル・コーディはこの分野の第一人者でマイケル・クライトンの再来などと言われているらしい。死んでもいないのに再来は無いだろと思うのだが...
冒頭にも書いたとおり、「メサイア・コード」は以前「イエスの遺伝子」として徳間から出版されていたものを改題してハヤカワが再販したもの。てっきり新題の「メサイア・コード」は「ダヴィンチ・コード」にあやかってハヤカワが付けたものだと思ったらアメリカでも「MessiahCode」として再販していたらしい。
ま、タイトルの話はこのへんにしといて。
NVである。ソウヤーの「フレームシフト」がSFなんだからこの本もSFでいいと思うんだけどな。
設定には若干無理な部分もあったのだが、エンターテインメントとして結構楽しく読めた。娘を持つ父として、主人公に共感しやすかったのかも。
設定に無理があると思ったのは以下の点。
1.コンピュータのクロックが100テラ。計算したらその間に光でも3μmしか進めない。バイオコンピュータということになってるのでダイサイズは現在のCPUより小さくできるとはいえ、細胞一個で計算するわけじゃないんだからなぁ...
2.ナザレ遺伝子によってもたらされる能力。ネタバレになっちゃうけど、作中では感情や記憶に基づき遺伝子修復タンパク質の生成を行うって説明されている。つまり相手に流れ込んでいくのは高々数億ほどの細胞が生成した遺伝子修復タンパク質だ。そんなのを感じられるわけが無い。だいたい、接触感染によってもたらされたタンパク質ってことはウィルスのようなものってことで、どんなに素早く体内に蔓延したとしても死人が数分で生き返るのは無理があると思うのだが。そもそも、作中の設定ではイエスの復活を全然説明できていない。
3.いまどき宗教暗殺組織かよ。テロ組織ならともかく。しかも暗殺者のコードネームがネメシスとゴモラ。そんなステレオタイプな名前つけんなよ。
ってふうなところが気になりはしたものの、どれも話の大筋には絡んでこないのでまぁ良しとするか。って感じ。
映像化できると結構面白いかも。でもその前に映像化して欲しい作品はいっぱいあるなぁ。
2005 11 06 02:02 午前 [読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2005.11.01
「ディアスポラ」読了
数日前に読み終わった。難解だった( 理解できたわけじゃないけど )。
イーガンの最新作である。いつもどおりぶっ飛んでいる。もはや一般人に読んでもらおうとか理解してもらおうなんて姿勢は全く感じられない。
で、当然大勢の人が書評を書いておられるので、あまり深く内容に突っ込んだ感想を書こうとは思わないのだが、冒頭に書いたように難解だった。大勢の人が「すばらしい」「感動的」と書いておられるが、わたし的には?な感じだった。
参考にしたブログとかサイトとか
0除算
ナゴヤ エレキング ブログ
IWS's Weblog Site
カローラ・ランクス(RUNX)と小さな旅
アルファ・ラルファ大通りの脇道
The Real Name of Chihaya
たぶん、ウェブログ
coyote note
ディアスポラ数理研
Diaspora
感想の中に出てくる本とか読みながら思い出した本とか
2005 11 01 02:51 午後 [読了] | 固定リンク | コメント (5) | トラックバック
2005.10.09
「苺ましまろ」(1)~(4)読了
先週の木曜の深夜。なんとなく寝付かれないのでゲームをやっていたのだが、飽きたので、漫然とTVをザッピングしていてあるアニメ番組に目がとまった。
「苺ましまろ」というアニメだった。
最初、良くある美少女変身モノかな?なんて思ってみてたのだが、何も起こらない。ぬる~い感じで少女たちの日常が描かれていく。もちろん「ごくフツー」というわけでなく、みんなちょっとズレている。
ちょっと「オヤジ」だったり、ちょっと「ケレン」が多かったり、ちょっと「天然」だったり、ちょっと「変なガイジン」だったり。一番フツーっぽいのはちょっと「オヤジ」な女子高生の妹だが、そんな状況になじんでる時点でちょっと「フツーじゃない」のかも。
ただ、事件もおきずただただぬる~く話は進む。やがて終わる。
それだけなんだけど、なんかハマっちゃった感じ。この感じは「ハレぐぅ」以来か。
とりあえず放送が第何話目かはわからなかったのだが、ググると、DVDが出ているらしい。しかし、それぞれ2話入っていて税込み\5,250である。買えるかそんなもん。
というわけで、コミックを買ってみた。妻は何が面白いのかわからないというが、このぬるさがいいんだけどなぁ。別に美少女だからとか、萌え~とかはないんだけどね。
TV放送はTBSで毎週木曜25:55から(ホームページ)。
で、来週からは録画しようと思ってEPGでさがしたら、来週が最終回でした。orz
2005 10 09 11:19 午後 [読了] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック
2005.10.03
「死人を恋う」読了
だ~いぶ前に読み終わっていたんだけど書くの忘れてた。
ま、パターンといえばパターンなんだけどね。生きている人間がダメなヒッキーの話。ストーリー展開としては湘南人肉医のリメイクって感じ。でも湘南…ほどのインパクトは無い。
どうも湘南…以降話がつまらなくなっているような気がしてならない。多分「呪怨」がアカンかったんだろうなぁ。アレで大石のスタイルが崩れてしまったんではないかと思う。
で、私が思う大石のスタイルってなんだろうとふと考えてみたんだけど(「履き忘れたもう片方の靴」、「いつかあなたは森に眠る」、「出生率0(ゼロ)」は未読なので偉そうなことは言えないのだが)、「正義」では無いかと思うわけです。
ホラーっていうのはちょっとカテゴリーが違う気がするんだけど、そのなんかこうドロドログログロした中でキリっと一本正義が際立っていたのでは無いかと思うわけなんですが、最近の作品からはそれが感じられないということでは無いでしょうか?回りくどい?
次に買う大石の作品がつまらなかったらもう買わなくなっちゃうかも。
2005 10 03 07:59 午後 [読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2005.10.02
「となりまち戦争」読了
なぜか突然となりまちと戦争することになりその戦争に巻き込まれていく男の話だ。
実際に戦闘の描写は一切無く戦死者数のレポートによってのみ戦争が語られる。途中出会う人が戦死したりするが、やはり実感は無い。やがて戦争は予定調和の中終了し元通りの生活が戻ってくる。微妙に元には戻らないのだが...
この小説のモチーフは湾岸戦争ではないかと思う。実際には日本は戦争に巻き込まれていないが自衛隊の派兵という形で戦争には参加している。しかし、その報道を日本で見ている国民には戦争の実感は無い。そしていつの間にか戦争は終わり元通りの生活が戻ってくる。微妙に元にには戻ってないのだが。
小説の中には内戦のあった国で戦争を経験している上司が出てくる。この上司はおそらくとなりまちとの戦争でも活躍したらしい。会社の中では昼行灯のような存在らしいのだが。この設定が暗喩しているのはアメリカとの関係ではないだろうか?アメリカそのものではなくアメリカとの関係ね。
安保条約の下、ながらくぬるい関係を続けてきた日本とアメリカだが、湾岸戦争を機に戦争で国威を強めることができることを知ったアメリカは積極的に戦争を仕掛けるようになってきた。こんなふうになってしまったアメリカとの関係は今後どうするべきなのか?
なんてね。
そんな風にも読める。ということで。
作者にそんな意図があったかどうかはともかくとして。
2005 10 02 02:08 午後 [読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2005.09.13
「D-ブリッジ・テープ」読了
沙藤一樹のデビュー作である。1997年の作品なのでもう世の中に出てから8年になる。
これを読んで心を動かされない奴とは友達になれないと思う。
設定は、近未来の横浜ベイブリッジ。理由はわからないが打ち捨てられゴミ捨て場となっている。そこで発見された少年の死体とカセットテープ。そのテープには...ていうお話。内容は悲惨の一言に尽きる。
読んでいて感じるこの気持ちの悪さはなんだろうか?おそらくこれは、生きていることへの罪悪感ではないかと思う。話は当然架空の話なので、こっちが罪悪感を感じるいわれはないのだが...
似たような感じは、最近だとホワイトバンドプロジェクトへの批判を書いたときににもちょっと感じた。しかしこっちの方がはるかに強烈だ。
薄っぺらい本なのですぐに読み終わってしまう。少年と少女の一生がわずか数十分で語られてしまうのだ。そこがまた物悲しいのかもしれない。
2005 09 13 10:49 午前 [読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2005.09.11
「復讐執行人」読了
やっぱ、大石圭はこうじゃなくっちゃ。
大石圭は嫌がるかもしれないが、やっぱ大石はこうじゃなくっちゃね。と、思う。安易にオカルトなんかに走っちゃいけないのである。ま、呪怨はヒットしたかもしれないけど、原作じゃないしね。
ただ、この話でも大石はこれまでとはちょっと違う作風を模索しているようだ。今までは主に加害者の視点だったのが、今回は主に被害者の視点で書かれている。なにかチャレンジしないと不安に感じるのかもしれない。作風が単調とか感じてるのかも。別にいいじゃんって思うのは私だけでは無いと思うのだが。
で、被害者の視点だが、おおむね成功しているが、肝心なところで失敗しているように思う。たしか、大石圭には子供が居ないはずだ。それをここでどうこう言うつもりは無いのだが、この話に関しては「子供を持った経験が無い」というのは致命的だったようだ。子供の死に対する主人公の感情が予想外に乏しくてどうも共感できない。子供を理不尽に殺された親の心境はとてもそんなもんじゃないだろうと思うのだが...
失礼な話だが、おそらくこのテの話は鈴木光司に書かせるととても良い感じになるのではないだろうか?
オチはまぁまぁ良い感じ。缶ビールじゃなくって缶コーヒーってとこが渋い。
2005 09 11 02:30 午前 [読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
「海の底」読了
有川浩の最新刊である。
いろんな書評を見てみると、有川浩は「空の中」が一番評価が高いようであるが、私は現時点でこの「海の底」がベストではないかと思う。
たとえば、「塩の街」ではF-14を飛ばす必要は無い(ミサイルで十分)のに有川がF-14好きなので無理やり飛ばしてしまった。結果としてストーリーは終盤でちょっと強引な感じで展開する。
「空の中」ではもっと自然に空自を引っ張り出すために空中生物を作りだしたが、元来攻撃意図を持たず、人類と意思疎通可能な怪獣なんてやっぱ役不足なのである。
その点「海の底」はツボを抑えている。日本において、特に東京では、「怪獣は海から現れるもの」なのだ。サイズに不満が残るものの、人類と相容れないどころかせいぜいエサ程度にしか思っていないところも怪獣っぽくていい。ストーリーの展開も上手く、潜水艦の外部と内部の対比も面白い。少年少女の成長も無理なく書き込まれていて好感が持てる。何より無駄な死人がほとんど無いのが良い。安心して読めるエンターテインメントだった。
読み終わって感じたのは「あ~有川版『人食いアメーバの恐怖』だったなぁ」って感じ。
とりあえずとてもお勧め。
2005 09 11 02:26 午前 [読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2005.09.05
「塩の街―wish on my precious」読了
有川浩のデビュー作。第10回電撃ゲーム小説大賞・大賞受賞作である。
ファーストインプレッションは「カバーがハヅい」だった。ま、私は読むときはカバーをはずす派なのでカバーそのものはどうでもいいんだけどね。でも、挿絵も結構ハヅいので電車の中で読むのはちょっとためらわれた。でも、読んじゃうんだけどね。
アラスジは「ある日突然空から巨大な○○が落ちてきて、人々がどんどん○○になってしまう。そんな世界に取り残された人たちの悲哀、そして巨大な○○との戦い。」みたいな。実際そんなに戦わないんだけど。
実はこれを書いてる時点で最新作「海の底」も読み終わっているのだが、有川浩の書く敵方って実はむちゃくちゃ弱い。一見強そうなんだけどね。この「塩」の○○は簡単に△△△△で破壊されちゃうし、「空」もそう。「空」はその後驚異的な破壊力を見せ付けるが、基本的に物分りが良いし。「海」の場合は△△△△を使うまでもなく重火器で掃討されちゃう。
何ゆえ敵方がこんなに弱いのか?思うに有川浩は恋愛小説を書きたいんだろう。でも、空自も(というか戦闘機が(というかF-14が?))好きなんだろう。両立させようとすると人間対人間のリアルな戦争の中で恋愛を書かなくてはいけなくなるがこれは結構面倒だ。片方は空自でいいけどもう一方はアメリカとかロシアとか中国とか...にしなければいけなくなるので話がでかくなりすぎる。じゃ、空自だけでなんとかならないか?その場合人間以外の敵が必要だ。じゃ、怪獣。という感じではないだろうか?書きたいのは恋愛なので怪獣は強敵でなくて良い。主人公たちを適度に追い詰められればいいのだ。
恋愛部分だけを見るとチープな感じは否めない。構築された世界は面白いが裏づけがいまいち。SFかといわれればそうかも知れないが、Sciの部分が少なすぎって感じはする。
と、こき下ろしてばかりいるようだが、面白いか?つまらないか?と聞かれれば文句なく面白い。
SF好きじゃなくっても楽しめるかもよ。
2005 09 05 11:05 午前 [読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2005.09.04
「1303号室」読了
ひさびさに大石圭の作品を読んだ。
個人的に大石圭の作品は好きなのでちょっと期待していたのだが、二重の意味で裏切られた。
まず、大石といえば「処刑列車」「自由殺人」「湘南人肉医」などで知られている作家である。現実の世界を舞台として、現実に存在しうる状況の下に非オカルトホラーを書かせたら最近の作家の中では一番なのではないかと思う。
しかし、この「1303号室」は、あとがきで作者自身が書いているようにオカルトである。オカルトが書きたかったそうである。やめときゃよかったのに。
内容は妙につまらない。最近の和製Jホラーのポイントは抑えていて、いかにも模範的な作品。繰り返される恐怖。名前つきの若い女性の怨霊。怨霊の生前の体験・異能力。なんていうか、二番煎じの集大成みたいな感じがする。
特に件の怨霊であるところの「ゆきちゃん」こと「幸世」は「貞子」や「伽椰子」ほどのインパクトが感じられない。
★★☆☆☆
2005 09 04 02:48 午後 [読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2005.08.28
読了
メモです。
今回は全部和書になりましたね。
ライブ/山田悠介
空の中/有川浩
墜落遺体―御巣鷹山の日航機123便(文庫版)/飯塚訓
2005 08 28 11:03 午前 [Coming Soon, 読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2005.03.17
「ホミニッド-原人-」読了
期待のソウヤーの新作を読み終わった。
楽観的な展開にも磨きがかかって(笑)安心して読めるのも良い。ま、ヒューゴー賞を受賞したのもうなづけるって感じだ。
今回はクロマニヨンではなく、ネアンデルタールが進化した世界(並行宇宙)から、ひょんなことでこちら側の地球にやってきてしまったネアンデルタールのお話。科学的にはいろいろ考証されているらしいが、そんなことはあまり気にせずに読むことができる。
ただ、ありていに言ってしまえばSF的なのは舞台設定だけって感じもしないではない。ソウヤーの作品はストーリー性(?)で楽しむのであって、アイデアを楽しむっていう感じじゃないのでそれはそれでいいんだけどね。
目新しいなと思ったのはスリップしたこっち側とあっち側で同時にストーリーが進行すること。ただ、これも「SF小説」としては目新しいのであって、スタートレックファンとしてはさして目新しくも無い。DS9で散々使われた手法だ。ソウヤーも多分その辺を気にしているのだろう、「キラ・ネリス」に対する言及が一行だけあった。
仕事柄、気になったのは量子コンピュータの動作原理だが、ここにケチをつけると話が先に進まないので気が付かなかったことにしよう。一応、多世界解釈としても単純なものではなく無限に世界が増えていかないような仕組みにはなってるらしいけど...
この作品は「ネアンデルタール・パララックス」シリーズの第一作目で噂では全部で三作書かれるらしい。こっちのシリーズも面白そうだけど、キンタグリオシリーズもどんどん翻訳してもらいたいもんである。
でも相変わらず、ソウヤーのベストは、フレームシフトだ。
2005 03 17 01:22 午前 [読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2005.03.08
「ジパング」読了、ていうか全巻読破?以下続巻?
以前から懸案となっていた「ジパング」だが、ようやく(出ている分は)全巻読み終わりました。
とりあえずまだ終わってないので感想は書きにくいのでありますが、面白かったであります。
SFとしてみた場合、使い古された手法であるのでありますが、時代設定が比較的近いこと、自衛官としての設定がうまく生かされていることもあり、大変読み応えのある作品となっているであります。
なんか、こう戦争ものを続けざまに読んでいると、話し方が軍体調になってくるものですな。
しかし、ジパングというよりはケロロ軍曹だったりする気がするであります。
<< 既刊リスト >>
- ジパング(1)
- ジパング(2)
- ジパング(3)
- ジパング(4)
- ジパング(5)
- ジパング(6)
- ジパング(7)
- ジパング(8)
- ジパング(9)
- ジパング(10)
- ジパング(11)
- ジパング(12)
- ジパング(13)
- ジパング(14)
- ジパング(15)
- ジパング(16)
- ジパング(17)
2005 03 08 12:06 午前 [読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2005.01.13
「虚無回廊(III)」読了
久々の読了である。別に期待してる人もいないだろうけど。
期待していたのに、すっかり忘れ、出版されたのに4年も気づかなかった作品をようやく入手し読み終わった。っていうかまだ続く(?)けど。
連載されていた雑誌が無くなっちゃって、もう読めないんだろうなと思っていたので読めたこと自体とても嬉しいのだが、内容的にはもうちょっと古臭さを感じずにはいられない気がする。今後、斬新な展開が待っているのかもしれないけど。
(III)ではSSの正体を「ボイドの中で相転移の残りかすから生まれた生命である」みたいな推論が出てきたりするが、クラーク(とリー)の「宇宙のランデヴー」シリーズが完結したあとで「この宇宙」の中だけでまとまってしまう話はもはやスケールの点では見劣りしてしまう。しかも、それが人工物ではなく自然現象だというならなおさらだ。
他に「この宇宙」は知性が発生するようにパラメータが設定されているように見える、というくだりがあるが、これも拡張された人間原理みたいでなんか落ち着かない。だいたい「知性」が発生しない宇宙では、「この宇宙」を観測する「知性」が存在しないのだから当然と言えば当然だ。
ただ、この二点を解決しようとすると必然的に「宇宙のランデブー」になってしまうし、難しいところだ。
もちろん、小説の評価はスケールの大きさやギミックの面白さで決まるわけではないが、やはりSFで最も重要なのは「センスオブワンダー」じゃないかと思うのだがどうだろうか?
私ごときが小松左京の作品に対してくだくだ言うのも気が引けるのでこの辺でやめとくが、とりあえずお願いしたいのは「完結してください」ということです。よろしくお願いします。
2005 01 13 11:26 午前 [読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2004.12.23
「アリス」読了
だ~~~~~いぶ前に「レフトハンド」を読んだきり手を出していなかったのだが、ひっっさびざに中井拓志を読んだ。
「レフトハンド」もそうなのだが、決してホラーではない。この作家は良くありがちなホラーは書けないんじゃないかな?
どうホラーじゃないのかというと、SFなのである。ただSFとしてはちょっと弱い。ネタバレになるのかも知れないが、「アリスのS」が炸裂する仕組みは途中までSFっぽくなってるのに、最後のツメが弱い。どんな理論でもいいから持ち出して説明しきってしまえばよかったのに。
ストーリーは日本発精神論的ブラッド・ミュージック(「幼年期の終り」とはちょっと違う感じ)って感じだろうか?グレッグイーガンのような認識の根幹部分を疑ってかかる雰囲気もあるが、その部分はしつこいだけで成功していない気がする。
総じて好きな作家であるが寡作なのが寂しいところ。
2004 12 23 05:50 午後 [読了] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2004.12.01
「感染」読了
この夏(?)劇場公開されていた和製ホラーの原作(?)じゃ無くってノベライズを読み終わった。
最近は和製ホラーを多く読むせいかつまらなく感じた。とういかつまらない。理由は簡単で、小説である理由がないからだ。純粋にノベライズであって、映像で表現しきれなかった部分を補うとか、そういった部分が(ちょっとはあるのかもしれないが)感じられなった。
映像を見てないのであまりえらそうなことを書くのも気が引けるのだが、やっぱ映画もB級なんじゃねーのとか思っちゃう。もう少し厚くしても良いからディテールを加えた方が良かったと思う。特に後半は映像の文章化にすら失敗しているような気がする。映像のテンポを表現したかったのかも知れないが、それはそれで失敗しているような気がする。
ということであまりお勧めしない。
<< 2004/12/01(水) 追記 >>
オチは「回路」みたいな感じです。でも「回路」みたいに無差別っぽくなくて「理由」があるのがイヤな感じなんでしょうね。多分、来年WOWOWとかで放送されると思うのでそのときにでも見たいと思います。












































