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2013-07-28

「エッジ」読了

「リング」シリーズや「仄暗い水の底から」の鈴木光司の5年ほど前の作品である。

読んだのはKindle版。
Kindleを含め、電子書籍は便利ですよね。
通勤の途中で上巻読み終わっても、その場で下巻が買えるんだから。

さて、鈴木光司だが、人によって評価は分かれるらしいけど私の場合「ループ」の出来に我慢が出来ず、その後一冊も手にしたことが無かった。

しかし、先日、この「エッジ」がシャーリー・ジャクスン賞の長編部門での受賞したというニュースを聞いて、ちょっと読んでみようと思った。

で、実際に読み終わったのだけど、ありていに言って、駄作だとい思いました。

なんか、途中からヤな予感はしてたんですよ。あーまたやっちゃったかな?って。
てか、シャーリー・ジャクスン賞の審査員(?)ってSF読まねーの?

もし、映像化されればそれなりに楽しめるかもね。って気はするんだけど、小説として見た場合、SFだとすると、あまりにもアバウトすぎ。SF考証なんてされてないし、ホラーとしてはとても読めたもんじゃない。ホラー要素なんてほとんど無いもん。

どうも、この鈴木光司っていう作家はSFを書きたがっているように思えるのだが、はっきり言って資質は無いと思う。逆にホラー小説を書かせたら天下一品なのに。非常に残念。

とにかく、この小説は「n brane theories」なんてブログを書いている奴が読むべきではなかったってことだね。

でもオカルトっぽい要素を排除すれば、そこそこのSFにはなったかも知れない。
ワームホールを越えた人たちの活躍は少し追いかけてみても良かったのにってちょっと思った。

ただ、これは5年以上前の作品なので、作者自身が相転移してる可能性もあるので、もう一作、もっと最近の作品も読んで見ようと思う。

2013-02-13

リカーシブル読了

米澤穂信の差新作(?)リカーシブルを読み終わった。

前半こそなかなかストーリーが進まなかったものの、中盤以降はぐいぐい引き込まれる感じで一気に読まされた。

恥ずかしながら米澤穂信という作家を知らなかった。何かで米澤穂信が取材を受けた記事を読み、おもしろそうだなと思って買いに行って、初めて「インシテミル」や「氷菓」の作者と知った。

書評等でも、今、青春モノを当事者の視点で書かせたらイチバンの作家と紹介されていたが、イチバンかどうかはともかく非常に表現がうまいと思った。

リカーシブルの主人公は中一の女の子だ。それもとても厳しい環境におかれている女の子だ。しかし強い。でも、実は「強い」のではなく「強いふりをしている」と言うことが 物語の中盤であかされる。

その子の辛い気持ちや計算や打算も含めて非常に生き生きとっていうか生々しく描かれている。

終盤、お、これは鬱展開か?と思わせたところからの展開はなかなか読み応えがある。一応もっともな感じもするし。

結構おすすめ。

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2011-06-28

「涼宮ハルヒの驚愕」読了。

やっと読み終わりました。

「涼宮ハルヒの分裂」の直接の続編としての「驚愕」なわけですが、「分裂」をあらかた忘れてしまっていたのでなかなかてこずりました。

そんなこんなで最初の方法は思い出しながら、頭の中で整合性をとりながら、だったのでなかなか進みませんでした。

後半に近づくにつれ、勢いがついて、(後)はおよそ半日で読みきりました。

(前)を読み終わったあと、なんとなく、こうなるんじゃないかな?ってのの半分くらいは当たったような気がします。

それにしても、今回も結構伏線張りまくってますね。全部回収するにはあと5話くらい必要なんじゃ無いかと思いますね。だからこその4年半だったのでしょうけど。

とりあえずハルヒシリーズのファンなら読むべし。って読んでるでしょうけど。

ハルヒシリーズを読んだことが無いヒトは意味不明な部分がたくさんあると思うのでお勧めしません。

せめてアニメをざっとみて、「分裂」を読んでからがいいと思います。

2009-10-24

天体戦士サンレッド

とりあえず・・・


コンプ!!


20091023main


2006-11-19

「ガーデンオブエデン」読了

マンガだよ。

ガーデンオブエデン/こいずみまり/祥伝社/980円

こいずみまり(以下まりりん)の三年ほど前の作品である。

なぜ今頃三年も前の作品を読んでいるのかというと、先日知人の新築パーティに呼ばれてでかけて行ったら、そこに、まりりんが居たからである。はじめましてって訳じゃないのだが、8年ぶりくらいなので、事実上はじめましてに近い。ただ、どんな状況でも馴れ馴れしさを失わないのがオフ系ネットワーカーというもので、しばらくするとまるでずっと友達だったかのような気分になってくるから不思議なものだ。

で、リラックスした会話を楽しみたいのだが、実は私はとても緊張していた。なぜかというと、せっかく作家さん本人が目の前に居るのに、作品を読んだことが無いということで、作品の話が出来ないのだ。ウソはつきたく無いので作品の話がでたら「ごめん、まりりんの作品読んだこと無い」と正直に言うつもりだったのだが、それはそれは失礼なコトだと思うのね。

で、再会するチャンスがあるかどうかはともかくとしてamazonでさくっと何冊か買ってみました。これはそのうちの一冊。他に買ったのは「愛のふじつぼ」「ねこまんが」等。(「ねこまんが」はまりりんの作品中ではエロ度が少ないということで子供たちにも解禁されたようです。)

内容は「GardenOfEden」という実在するのかしないのか良く分らない骨董屋(占い屋?)を中心としたオムニバス(?)形式。

「思い出」がストーリーの中心だ。最初の話は始まった時点で既に終わっている恋愛の話。最後の話は終わるところで始まりそうな恋愛の話。あとがきを読むと、本人はこんなのを書きたいと思っていたということらしい。エロマンガ家である以前に恋愛マンガ家ということなのだろうか?

内容とは関係ないのだが、実は私はあまりまりりんの絵のタッチが好きではない。形が女性っぽいのに線が男っぽいのだ。そういうのはなんか落ち着かなくて緊張する。通常そういったケースではストーリーに集中できなくなって途中で放り出したり、読みきるのに異常に時間がかかったりするのだが、この場合、あっさり読めてしまった。知り合いだからエコひいきしてるみたいで、あまりベタぼめしたくは無いのだが、ストーリーは良く出来ていると思う。

厚さの割りに読みやすく、一時間もあれば読めてしまう。まりりん作品を読み込んでいるわけでは無いのでなんなんだが、エロよりもこういったストーリー物の方が合ってるんじゃないだろうか?

ということで、今後は適度に買って読みますよ。

<< 2006/11/20追記 >>

読み返してみたのだが、オムニバス形式ってわけじゃ無いみたい。
大きく二つの話があって、それがGardenOfEdenでつながっているっていう感じ。
幾つか倒序的な描写があって、それを踏まえて読むと、1回目とちょっと違った感じがする。
もう一回読み返したらどんな感じだろうか?

2006-10-11

「独白するユニバーサル横メルカトル」読了

「怖い話」シリーズや、「東京伝説」シリーズで有名な平山夢明の第一短編集ということらしい。

Dokuhakusuru

帯には著名な作家の推薦文があったし、平山夢明のこれまでの作品もそれなりに評価していたので期待して購入したのだが、残念ながら概ねつまらなかった。

表題にもなっている「独白するユニバーサル横メルカトル」はもう少しひねれば現代版ネクロノミコン誕生とかに持って行けた気もするのだが、あまり話しを膨らませないのは都市伝説モノを書きすぎた弊害だろうか?ちなみに内容はなんかありがちな感じ。さんざん殺しておいて「どうしよう」はねーだろ?とか思った。

少しココロに響いたのは最後の「怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男」だが、グロ系の中にもせつなさを盛り込んでみたのだとは思うが、読みながら食事ができる程度のグロさで、たいしたことは無い。読んでいて思わず「ひっ」ってなるような感じが欲しかった。

全体的に乙一に代表されるせつな系ホラーの匂いがプンプンする。ちょっと日和ってみたってとこだろうか?

読んでみたい人は図書館で借りるか、文庫になるのを待っても良いと思う。

2006-08-28

「イエスのビデオ(上・下)」読了

読み始めてずいぶん経ってしまった。

イエスのビデオ(上) イエスのビデオ(下)

というのも、上巻を読み終わった後、下巻にとりかかったところで、gigabeatを入手し、仕事が忙しくなり、あまつさえ下巻を紛失しさえしたからだ。

「ダ・ヴィンチ・コード」を読み終わった直後から読み始めたような気がするので、たぶん4ヶ月近く中断していたんだと思う。ま、ふとしたことで見つかったんだけど、まぁ、私の行動パターンなんてたいしたこと無いってことか。

良く知らないけど、ドイツSF界では名の通った作家らしい。上下巻に分かれているし、結構期待して購入した。

で、内容なんだけど、「起」「承」「転」「結」の「起」「承」「転」まではよかった。難点が無いわけでもないけどね。

でも、あのオチは承服できない。

通常出版社は本を出版するにあたって、発刊スタイルを変えることが可能であれば、最大の利益が上がるようにするものである。

枚数の多い小説の場合、上下巻にしたり、上中下巻にすべきだと思うが、上巻のみを買った人が下巻を買わない確立が高いと判断されると、分厚くなっても一冊で刊行することもある(と、思う)。

そういう意味では、上下巻に分かれている本書の(上)はそれなりに面白いと判断されたんだろう。確かに良く出来ている。

でも、あのオチは承服できない。

なんか、「リング」みたいで嫌な感じだ。

多分、私が宗教不要論者だからだろうと思うが。
せっかく大活躍した主人公たちが、最終的にはキリストに洗脳されて終わるというのはどうだろうか?

ということで、点数をつけるとすると、100点満点中50点ほど。

設定が良いだけに残念な作品。10年後に読み返して「あ~このころってまだSONYあったんだよねぇ」なんてことにならなければいいが(笑)

たぶんイーガンなら、あのエンディングだけを20ページほどの発端にして800ページほどのハードSFにしちゃうんだろうになぁ、なんて思った。

2006-08-21

「神様のパズル」読了

新進気鋭とはとてもいえない(私よりも年上の!)新人SF作家の処女作である。

Kamisamanopazuru

人によって評価は分かれるようだが、私は文句なしに楽しめた。っていうか、SF好きを自称しているくせに小松左京賞受賞作を文庫になるまで知らなかったほうが恥ずかしい。

内容は、「宇宙は作れるか?」をテーマとした学園モノ(?)である。昔、眉村卓が良く書いていた、高校生が主人公の一連のシリーズものに近い雰囲気を感じた。恐らく、作者の機本氏の原点もそのあたりではないかと思うのだがどうだろうか?設定は大学なのだが、ヒロインが飛び入学の天才少女なおかげでややアダルト感は抑え目になっている。

ちょっとオチの脳天気さには納得いかないものがあるが、ハッピーエンドは嫌いじゃないので良しとする。

ちなみに、このヒロインだが、セリフ回しが「ジャングルはいつもハレのちグゥ」のグゥに似ているため、ついつい脳内キャラがグゥそのものになってしまって、時々「この子は16歳。生意気だけど結構可愛い。ツンデレツンデレ。」と補正しなければいけなかった。

SFなので最新の宇宙論も名前だけは登場する。M理論とかである。ちなみにこのブログの名前である「n brane theories」だが、このM理論から取っている。そのためか、アクセス解析を見ると、たま~に、海外のとってもお堅い研究所の方が見に来てくれてたりして面白い。

後二冊出ているようなので読んでみようと思う。

2006-04-24

「ブルー・ストーン」読了

ひさしぶりに絵本を買った。

Bluestone

私が、SFやホラー以外の本を買う場合、表紙買いが多い。この本はまさにそういう感じ。普段余り近づかない絵本コーナーに積んであったこの本の表紙につつーって引かれてその場で70pほど立ち読み。

この絵本は、絵本だけど140p近くある。文章はとても少ないけど、ちょっと難しい漢字が使われてるので子供向きでは無い。絵はとても綺麗だけど悲しい絵が多いのでやっぱり子供向きでは無いと思う。

主題は「別れ」と「尽きぬ思い」だろうか?よく言われる「無くした半分」を求めるストーリーなのだが、いかんせん主人公は「石」なので自分で動くことが出来ない。「帰りたい」と思ったときは砕けることしか出来ない。最後はとても寂しいハッピーエンドになるんだけど、ちょっと「中島みゆき」の「異国」を思い出した。

前述したとおり子供向けではないが、できれば中学生くらいになったら読ませたいと思える本ではある。

「ダ・ヴィンチ・コード」読了

とても楽しく読めました。がっ...

ダ・ヴィンチ・コード(上) ダ・ヴィンチ・コード(中) ダ・ヴィンチ・コード(下)

どのへんが「ダ・ヴィンチ・コード」なんですか?私はてっきり「レオナルド・ダ・ヴィンチ」が「モナリザ」や「最後の晩餐」やその他の作品に仕込んだ歴史的な暗号を解いていく話だと思ってましたよ。とりあえず「最初の鍵」はダ・ヴィンチの絵の裏に隠されていたようですが、それ以降はダ・ヴィンチは基本的に関係ないじゃないですか。(その鍵さえ「経験的に」見つけたわけで、ダ・ヴィンチの作品である必要は無い)

ま、面白かったからいいんだけど。

でも、良く考えたら、話の展開が単純過ぎないか?途中で「突然出てきた唯一の加護者が実は…」とか、「いかにも悪っぽい警察幹部が実は…」とか、「憎むべき殺人者が最後には…」とか、映画にしたら面白いとは思いましたけどね。だから映画になるんでしょうけど。

それから最後の××の隠し場所が実は○○○○だってのは中巻を読み終わるころには確信してました。明確にはされませんけどね。

ま、本筋ではないですし。

後知恵なのでそう感じるのかもしれませんが、本編内では「暗号の天才」として描かれている某氏ですが、実はそれほどでも無く感じました。特にAPPLEじゃなくってEARTHの方がより良い暗号ではなかったと思いますね。Aで始まるってことは、総当りでチャレンジする場合組み合わせを一個減らすのに相当しますからね。

ま、面白いから何でもありなのかと。

しかも「謎を解いていく過程で△と▽が出会うようになっている」というのも面白さの一つなんでしょうけど、安易過ぎます。わざわざ死んだふりまでして隠したのに。そもそも▽の□や◇が殺されたのなら、そのときに一緒に△や▼も一緒に死んじゃったってことにしたってバレバレじゃんよ。というのもありました。

基本的に突っ込みどころ満載ではありますが「楽しい」と。その一点において全て許されている感じがします。

あ~、そうそう。映画もあれだ。トムハンクスだっけか主人公やるの?歳はいいんだけど風貌が歴史学者っぽくなくて違和感。別に歴史学者がこうじゃなきゃってのはないんだけど、私のイメージとは全然違っていたということで。

総括すると、楽しいんだけど、読後感がつまらないというか。ちゃんとした料理じゃなくってたこ焼きとかお好み焼きみたいな感じ。すぐにおなかがすいちゃう、みたいな。

おすすめではあるけど、近くに持ってる人が居たら借りて読めば十分なんじゃないの?って感じでした。

私は買いましたけどね。

で、うっかり(中)がダブっちゃったので、プレゼントします!あくまでも(中)だけ。(中)だけ欲しい人はコメントに「(中)クレ」と書いてください。複数応募があった場合、私が独断で当選者を決定します。あくまでも(中)だけですよ(しつこい)。

なんか、書き足したらグダグダの文章になってしまいましたね。

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