かそけきサンカヨウ
GWの初日。
台所の片づけのBGVとして、AmazonPrimeのお勧めから特に理由もなくチョイス。
なんとなく、高校生のちょっと酸っぱい感じの恋愛ものかなと思って見始めた。
主人公の「陽」は父親と二人暮らし。
なんとなく、「不幸な女の子」なのかな?と思う。キャスティングの志田彩良もなんだか、そんな感じの芝居だし。
そのうち父親が再婚、連れ子の妹ができて、ってよくあるパターンじゃん。
確執があるけど、何か事件があって和解して家族になっていくって話だろ?なんて思っていると、案の定そんな感じで話が進んでいく。
途中恋愛っぽい展開もあり、友情っぽい展開もあり、劇中劇でそう思ったでしょ?みたいなのもあり。
最後は大団円。
ま、こう書くとさして面白味の無いように見えるが、展開の仕方っていうか、撮り方っていうか、なんとなく引き込まれて、結局最後まで早送りもせずに見てしまった。
主人公はもちろん「陽」なのだが、見た後、ふと、裏主人公は陽の親友の「沙樹」なのかな、って思った。
「陽」は序盤ことそ父親と二人暮らし、かいがいしく父親の世話をしていたのに、再婚相手がやってきてその父親も奪われてしまう。みたいな薄幸系に見えるが、実際には、勉強もそこそこできて、父親は成功している音楽家、再婚相手は話の分かる翻訳家、実の母は生きていて画家、長らく会ってなかったけど、後半和解?。彼氏もできていい感じ。全然薄幸じゃないじゃん。
一方「沙樹」はそれほど裕福でもなく、実は好意を抱いている「陸」は「陽」のことが好き。「陽」も「陸」のことが好き。暗黒面に堕ちるかと思うが決して堕ちない。
終盤で「陸」から、陽に告白されたことを相談されるシーンで、バスケットのシュートに失敗してつぶやく「へたくそかよ」がすごくよかった。
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