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2013-02-13

リカーシブル読了

米澤穂信の差新作(?)リカーシブルを読み終わった。

前半こそなかなかストーリーが進まなかったものの、中盤以降はぐいぐい引き込まれる感じで一気に読まされた。

恥ずかしながら米澤穂信という作家を知らなかった。何かで米澤穂信が取材を受けた記事を読み、おもしろそうだなと思って買いに行って、初めて「インシテミル」や「氷菓」の作者と知った。

書評等でも、今、青春モノを当事者の視点で書かせたらイチバンの作家と紹介されていたが、イチバンかどうかはともかく非常に表現がうまいと思った。

リカーシブルの主人公は中一の女の子だ。それもとても厳しい環境におかれている女の子だ。しかし強い。でも、実は「強い」のではなく「強いふりをしている」と言うことが 物語の中盤であかされる。

その子の辛い気持ちや計算や打算も含めて非常に生き生きとっていうか生々しく描かれている。

終盤、お、これは鬱展開か?と思わせたところからの展開はなかなか読み応えがある。一応もっともな感じもするし。

結構おすすめ。

ただ、謎解き部分に難があるような気がする。

ここから先はストーリーの核心に触れるので未読の方は四間に方がいいかも。

要するにあの町は、たった一つのMOを見つけるために一丸となって猿芝居を打っているわけなんですが、それにしてはツメが甘い。

MOが隠されている家は「すでに家捜しされている」ということらしいが、もし私が「町全体に猿芝居を打たせられる」立場であったならば、その家を解体してでも見つけだすと思う。

さらに主人公一家を住まわせる家も用意したと思われる割に、その問題の家に何の関係もない家族が住んでいたり、そもそも、その猿芝居の最大の見せ場であるにも関わらずその家を押さえていないところも気になった。

ま、そんな細かいところはどうでも良いのだとは思うが。

あと何冊か米澤穂信の作品を読んでみようと思う。できれば電子書籍がいいのだが、とりあえず氷菓でも読んでみようか?

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